本日は札幌市のシェアオフィス HKイノベーション・プラザが、日頃、会計や経理業務にて大変お世話になっている佐藤等公認会計士事務所さんが見たとても参考になる成功事例があったのでご紹介したいと思います。
内容は、苦しい経営状況の中、社長のある決断が隠れていた商材の中からヒット商品を生んだお話しです。
みなさんは、会社の経営が苦しい時にどんなことをお考えになりますか?
売上が下がってきたときにどんな決断が必要だと思いますか?
佐藤等公認会計士事務所の代表佐藤先生が書いた【ドラッカーを読んだら会社が変わった!】に、電機製作所がイノベーションを興し、新たな収益を作った事例があります。
著書は、札幌市の公認会計士事務所代表で多くのドラッカーマネジメントに関する著書がある佐藤先生と、元証券マンでその後独立されて多くの企業顧問としてマネジメントの指導をされているDサポート(株)の清水先生です。
埼玉県桶川市の電機製作所 株)日興電機製作所の物語の紹介
祖父の代から続いてきた会社で、現在3代目の 代表 和光良一さんは、佐藤先生主催の読書会にてドラッカーマネジメントを学んでいます。
近年の通信機器の発展は目覚ましく変化も急速で、3代目が会社を継いだときには経営は右肩下がりとなっていて、通信用ケーブルが、金属製ケーブルから光ケーブルへ移行するなか対応が遅れた日興電機製作所は、ピークの15億円の売上が、5億円までに落ち込んでいたそうです。
~決断はまず廃棄する事~
赤字事業から撤退する決断
従業員の解雇など苦渋の選択をしながらも、和光良一さんが社長になって4年でコスト削減策は行き詰ったそうです。
つぎは新商品を開発していくしかない状況だったそうです。
そこで何をしたのか?
まず、第1に、売上の9割を占める得意先に納品していた商品の一つの製造をやめたのです。原価率が高く売り上げはあっても大赤字商品だったのです。
しかし、お付き合いや、父がコンペで勝ち取ったなどの歴史があり、やめられない状況が続いていました。
しかし、社長の心に響いていたドラッカーの言葉を実践したのです。
【集中の為の第1の原則は、生産的ではなくなった過去のものを捨てる事である】
(経営者の条件より)
なかなか、新しい収益を作れていない中でも、まず行ったことは赤字商品の撤退と、なかなか賞が取れない年1回のコンペの参加を取りやめることでした。
他の新しい売り上げの当てがなかった当時はなかなか決断できなかったが、そうした取り組みをする時間や人を確保するには必然的な決断でした。
廃棄することで見えてきたもの
利益が出ていて、売上が右肩上がりの商品が1つだけありました。
それは全体の売上の5%にも満たないが、ナンバーディスプレーアダプターが近年マーケットに支持されていたのである。
しかし、これは旧式のディスプレイ対応していない機器にナンバー表示させるための接続器なので、新しい対応機が出てきて徐々に必要なくなっていく商品で、社内では終わった製品という位置づけであった。
他の競合もやめたから、たまたま売れているくらいにしか見ていなかったが、購入先に聞き取りなどを行うと、実は購入しているシステム会社が飲食店や美容室の着信ナンバーとパソコンの顧客情報システムと連携させる為に使えると重宝していたのである。
そこで本格的にUSBポート実装など、ニーズに合わせた開発などを行いこの商品は、全体の売上の20%強になるまで成長したのです。
【ドラッカーを読んだら会社が変わった!】には、このようにイノベーションを興す時の知覚する事、分析することなど、詳しく経営者なら聞きたい内容が盛りだくさんです。
会計や経理だけではない、高い付加価値を期待されている事業所さんは、佐藤等公認会計士事務所さんにお問い合わせください。
きっと、様々なタイプに対応した提案やサポートを行ってくれることでしょう!
・・・ご興味ある方は連絡先や参考ページをご覧ください・・・・・・
佐藤先生もドラッカー マネジメントについてブログを書かれています
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