2020年、第1回ナレッジプラザ札幌ビジネス塾「人生100年時代のいい会社とは? いい働き方とは?」が開催されました


2020年の第1回ナレッジプラザ札幌のビジネス塾が、1月27日(月)札幌市中央区のプレミアホテル中島公園札幌で開催されました。

 

開会のあいさつは、ナレッジプラザ札幌の隊長・渡部謙介さん。(株)リーツの代表取締役。札幌を拠点に教育関連のソフトウェア開発やWEBサイトの制作・運営、グラフィックデザインの会社を経営しています。

今年、2020年の年間テーマは「人生100年時代のいい会社とは?いい働き方とは?」。

その意味と意義について説明がありました。

 

1回目となる今回は、そのプロローグとしてナレッジプラザ塾長であり、公認会計士でもある佐藤等が2時間15分の持ち時間でドラッカーマネジメントを引き合いに公演いたしました。

 

「人生100年時代のいい会社とは?いい働き方とは?」。

結論から言うと、

・組織や事業が方向づけられていること

・自らを方向づけること

この2つだと佐藤は指摘します。

 

マネジメントのスタートラインは、「組織は社会の道具である」ということ。

組織には3つの目的があります。

 1)社会において特定の使命をはたす

 2)人を成長させる(組織という道具を使って自己成長していく)

 3)新しい社会課題を解決する

 

いい会社にするために、まず何から始めたらいいのか。

ドラッカーのことばを紹介します。

「経営管理者(=マネージャー)は、情報という特有の道具をもつ。経営管理者は人を操ろうとしてはならない。一人ひとりの仕事について、動機づけし、指導し、組織しなければならない。そのための唯一の道具が、話す言葉であり書く言葉であり数字である」。

 

いい会社のポイント。

「優れた組織の文化」の主な構成要素。

・凡人をして非凡なことをなさしめる組織

・人の強みを発揮させる(認め、助け、貢献させ、報いる)

・優れた仕事の基準(組織の能力と仕事ぶりの絶えざる向上と評価)

・異なる意見を尊重し、調和に基づく人間関係(和して同ぜず)

・仕事を通して知識労働者として成長する

・真摯さを絶対基準とする人事(合理性、公正性など)

・範を示すなど優れた行動規範の実践

これらを通じて、最低基準としてのコンプライアンス(法令遵守)から最高を目指す組織の文化へ、リーダーが導いていかなくてはならない、ということ。

 

個人と組織。いい働き方といい会社の関係を示した図。

 

自らの方向づけと組織と事業の方向づけを一致させることが重要。

ドラッカーは、自身の大著『マネジメント』の結論において、次のように記したそうです。

「組織とは、個としての人間一人ひとり、および社会的存在としての人間一人ひとりに貢献を行わせ、自己実現させるための手段である。社会的な目的を達成させるための手段としての組織の発明は、人類の歴史にとって1万年前の労働の分化に匹敵する重要さをもつ。組織の基盤となる原理は『私的な強みは公益となる』である。これがマネジメントの正統性の根拠である」。

 

講演の最後には、実ドラ講座実践ナビゲーターであり「ドラかわ」編集協力者の清水祥行さんから質問タイム。

 

・今日の学びで気づいたことはどんなことですか?

 

・明日から行動するアクションプランを一つあげるとしたらどんなことですか?

 

この2つの質問をワークシートに各自が記入。

その後、各テーブル席ごとにシェアし合いました。

 

ナレッジプラザ札幌ビジネス塾では、2020年、成果をあげているさまざまな講師をお招きして学び・実践へとつなげてまいります。

 

次回は2月17日(月)、18時から。

講師はプルデンシャル生命保険の高塚伸志さん。

業界で上位0.03%に入る成績を出しつづけるトップセールスマンに「”時間管理”と”日課の質問”の振り返りで自己刷新を反復し、業界トップのエースに躍進」と題して講演いただきます。

ぜひ、ご参加ください。

 

・申し込み、お問い合わせはナレッジプラザ

 

 

 


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